ラブレター 未完

あなたに書いたラブレターが名作だから
是非出版して大量にばらまこう無駄に
ゴミみたいに

痛みの中に絶妙な甘さが絡んで
みんなきっとそのからっぽに病みつき。

我慢したことはあっても嘘はついてない

正しくはないけど間違ってない
ものを
ほんとは許したくて仕様がないはず
違うか
やさしいたましいたち。

転がって怖がって
揺れ抜いて知った

ぜつぼう、が
目の前にある不幸な事実の別名だと
本当のぜつぼう、は
それを目の前にした時自分の中に起こるものでしかないと。

とてもこの世はやさしいから
痛みも甘さも奪わないし
いっさいそれらに手を触れたりはしないと。


イエスともノーとも言っていい余白こそが実は
この世界の一番すばらしいのりしろで
あたしはそこに色を塗りたいし見たい。
どうしても


バカらしい私たちの感情や物語に音符を打って空に投げてしまおう
メロディがどのあたりに滲むのか
それだけを確認しよう
笑える。
とても笑えるんだ
バカらしくていとおしくて。
泣いてしまう。


あなたとふれて離れるときの
すれちがうときの
空洞の摩擦に火花が散るから
きれいだ
くせになる
会いたい。



散りぢりになった紙キレが
宙を舞う
太陽で焦げて
火遊び

それくらいの。
それくらいのラブレター
散りぢりの軽いの。
飛ばされる程度の命がけの。
言葉がきれぎれ。
息すら。


紙はきれいな水色で空色。
インクは滲むような赤。



2008.04.20 | | Comments(0) | Trackback(0) | 言葉

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