かわ


なにげないことばすら何枚も皮を着て
その体温を
隠す
失わせている

それじゃ、とどかないよ。
とどくはずない。

こころが見えてくるところまでぜんぶ脱いでしまいたい
服も皮も肉も骨も
飾りようのないすべてで
風にまざりあってあなたに会いにいく

あなたの皮膚がことばを失えるように。
そこで会えるように。

からっかぜの中に潜んだ湿り気で
ひっそりすこしだけ添って
またすぐに去るよ

ぴゅう

生きれない息のいかしかた。
沈黙以上の沈黙で
佇むのではない弱さで
無理矢理に上げた口角
そこからしか始められなかった思いを
抱きとめる腕がほしい。

いまにもこぼれおちる。
ころり。



2008.04.22 | | Comments(0) | Trackback(0) | 日々

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